省エネ住宅とエアコン 一般家庭におけるエアコンの消費電力は電気消費量全体の4割を占めると言われています。 そこで省エネ住宅では、エアコンによるエネルギーの消費量を抑えることが大切です。 特に梅雨から夏には湿度が高まり、快適な室内環境を作るためにエアコンを利用する機会が多くなります。 エアコンに頼らない生活をするのが一番の省エネですが、現実にはその日の天候によってはエアコンが必要な場合もあります。 そこでエアコンの機種の選び方に注意することによって、省エネにつなげていく方法があります。 エアコンは店頭でも様々なメーカーのものが販売され、機能や性能も多様です。 まず、最初に確認するべき点は省エネラベルです。 これには省エネ性マークと省エネ基準達成率、そしてエネルギー消費効率、目標年度の4つの情報が示されています。 多機種を比較検討するときにはぜひ参考にしたいものです。 機能面では自動的にフィルターの掃除をする機種が近年人気を集めています。 一般的なエアコンのフィルターはこまめに掃除をしないとホコリがたまり、冷房効果を下げてしまいます。 自動掃除機能はエアコン内部をきれいに保つ機能です。 フィルターの掃除をしなくても冷房効果を維持することができ、省エネだといえます。 他にも近年のエアコンは人を感知して運転を調整する機能や、その家庭に最適な運転を自動で行う機能があり、無駄を省くことで省エネ効果を上げることが期待できるものです。 エアコンは省エネ住宅にも欠かせないものですが、地球環境を悪化させないためにも、できるだけ環境への負荷が少ないものを選びたいものです。 |
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省エネ住宅とシックハウス症候群 省エネ住宅では近年、シックハウス症候群が問題になっています。 シックハウス症候群とは、住宅の新築や改築の直後に入居した人に起こる症状で、めまいや吐き気、頭痛、倦怠感、湿疹、呼吸器疾患などの体調不良が起きるものです。 このシックハウス症候群が認知されていない頃には原因不明な症状とされ、自宅療養などでさらに症状が悪化することがあったようです。 シックハウス症候群の原因は、住宅の中の建材、家具、日用品から発生する様々な化学物質が考えられます。 近年の住宅は建築する際に、接着や殺虫などの目的でいろいろな化学物質を使用します。 その化学物資が室内空気を汚染し人体に入りこむのです。 特に気密性に優れた近年の省エネ住宅では換気が十分行われず、汚染された室内空気が留まりやすいため、シックハウス症候群の発生や悪化につながりやすいと言われます。 シックハウス症候群を発生しないためには原因物質を生活環境から排除することが求められます。 近年では法律でも建築材料や殺虫剤の使用を制限するなどの対策を行っています。 また日常生活の中で換気方法や日用品の選び方に注意することも重要です。 特に新築や改築の当初と、高温多湿になる夏は、化学物質の発散が多くなります。 換気は複数の窓を開放して十分な通風を確保し、省エネ住宅では換気設備を有効に利用し計画的に換気することが必要です。 そして室内は禁煙にし、カーテンやじゅうたん、床に塗るワックス類、防虫剤、洗剤などの日用品は化学物質を発散するものがあるので十分注意して選ぶようにします。 省エネ住宅の機能を十分発揮するためにも、化学物質はできるだけ室内から排除したいものです。 |
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